「比べるべきは、他人ではなく昨日の自分です」
この言葉を、何度も聞いてきました。
他人と比べて落ち込むのではなく、昨日の自分と比べる。
昨日より少しでも前に進めているかを見る。
とても前向きな言葉だと思います。
「1日1%の変化を365日続けると、大きな成果になる」
そんな話もよく聞きます。
たしかに、理屈としてはわかります。
でも僕には、どうしてもしっくりきませんでした。
昨日と比べて、今日一歩前へ。
今日と比べて、明日さらに一歩前へ。
そう考えようとすると、少し苦しくなりました。
ただ、その苦しささえ、ずっと怠け心や慢心なのだと思っていました。
自分は甘えているだけなのではないか。
もっと成長しようとしないといけないのではないか。
そんなふうに考えていました。
うつ病をきっかけに、考え直しました
うつ病になったのは、今回が初めてです。
でも、体を壊すこと自体は、初めてではありませんでした。
振り返ると、僕は昔から、大きな山を乗り越えたあとに体調を崩すことが多かったです。
子どもの頃は、運動会や行事のあとに熱を出していました。
大人になってからも、大きな仕事をやり遂げたあとに、体調を崩すことが何度もありました。
ずっと、それは自分の性質なのだと思っていたので、深く考えることはありませんでした。
でも、うつ病をきっかけに、自分の体のことをよく振り返るようになりました。
そのとき、ふと思いました。
「比べるべきは、他人ではなく昨日の自分です」
この考え方は、僕には合っていないのかもしれない。
そう、真剣に思うようになりました。
出てきた答えは「昨日の自分と比べない」でした
考えた結果、出てきた答えはシンプルでした。
昨日の自分と比べるのをやめる。
これでした。
もちろん、昨日より今日、今日より明日と、毎日成長できれば最高です。
でも、現実はそう簡単ではありません。
成果が出ない日もあります。
やろうと思っていたことができない日もあります。
昨日できたことが、今日はできない日もあります。
毎日、同じペースで物事が進むわけではありません。
それなのに、昨日の自分と比べ続けると、僕はどうしてもマイナスのほうを見てしまいます。
昨日よりできていませんでした。
今日は10進む予定だったのに、6しか進めませんでした。
昨日のほうが調子がよかったです。
そうやって、前には進んでいるのに、足りない部分ばかり見てしまいます。
これが、僕の性格でした。
だから、もう比べること自体をやめようと思いました。
それは怠けでも、逃げでもないです。
自分の性格との折り合いなのだと思います。
そう考えるようになってから、少し生きやすくなりました。
今は「今日やれることをする」と考えています
もちろん、成長したい気持ちはあります。
何も目指さずに、ただ流されたいわけではありません。
では今は、どう考えているのか。
答えは、とても単純です。
今日やれることをする。
これだけです。
目標はあります。
向かいたい方向もあります。
ただ、僕の場合は、現在地以外をなるべく見すぎないようにしています。
登山に近い感覚です。
今、何合目なのか。
すでに何時間登ってきたのか。
山頂まであとどれくらいあるのか。
そういうことを考えすぎると、気持ちが重くなります。
だから、今は足元を見ます。
目の前に伸びている登山道を、一歩ずつ踏みしめる。
その感覚に近いです。
50〜60%で上等だと思うようにしています
以前の記事にも書きましたが、僕はエネルギーの容量が少なめです。
しかも、充電も低速です。
いわゆる、バッテリー低容量タイプです。
だから、自分の頭で思っている「できる上限」を信じすぎないようにしています。
80%や70%を目指すのではなく、50〜60%で上等だと思うようにしています。
残りは、余白です。
この余白がないと、僕はまた壊れてしまうのだと思います。
「比べるべきは、他人ではなく昨日の自分です」
この言葉に縛られていた頃の僕なら、50〜60%で上等という考え方は受け入れられなかったと思います。
でも今は、素直に受け入れられます。
今の自分には、このくらいが必要なのだと思います。
足元を見ながら、一歩ずつ歩いていきます
今も、目標のタイムや距離を決めずに、黙々と散歩をしています。
両方の足の裏に意識を向けて、一歩ずつ歩いています。
先を見ると、不安なことはたくさんあります。
でも、遠くを見すぎると、今の一歩が見えなくなります。
過去を見すぎると、今の体の声が聞こえなくなります。
だから、今は足元を見ます。
昨日の自分と比べなくていいです。
明日の自分を追い込みすぎなくていいです。
今日やれることを、今日の自分のペースでやる。
それだけで十分な日もあるのだと思います。
このSubstackでは、うつ病からの再起、不登校の息子との日々、そして「頑張り方を変える」ための気づきを書いています。
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あなたは、昨日の自分と比べることで楽になるタイプですか。
それとも、僕と同じように、今に戻るほうが楽になるタイプですか。
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