「一点集中」という言葉に、殺されかけました。
少し強い言い方かもしれません。
でも、僕にとっては、それくらいリアルな話です。
一点集中は、いい言葉です。
目標に向けて、エネルギーを一点に絞る。
余計なことには目もくれない。
ひとつのことに集中して、成果が出るまでやり切る。
そういう姿勢で、結果が出る時期はたしかにあります。
寝る間も惜しんで取り組む。
エネルギーをかけた分だけ、結果が返ってくる。
その循環が楽しくなって、またエネルギーを突っ込む。
僕も、ずっとそうやってきました。
でも、ひとつ大きな問題がありました。
人間には、バッテリーの上限があるということです。
しかも、そのバッテリー容量は人によって違います。
充電のスピードも違います。
今にして思えば、僕は「容量少なめ、充電低速タイプ」でした。
笑ってしまいますが、これが僕の仕様でした。
そんな自分が、「一点集中」を旗印にして、一心不乱に仕事をしました。
限界を超えても、気合いと根性で押し切りました。
休みたい気持ちを、何度も塗りつぶしました。
その結果、うつ病になりました。
体は、何度もサインを出していました
振り返れば、体は何度もサインを出していました。
原因不明の不明熱。
帯状疱疹。
出血性大腸炎。
今ならわかります。
頭が心の声を無視するから、体が代わりに叫んでいたのだと。
でも、そのときの僕は気づけませんでした。
もっと頑張らないといけない。
ここで止まったらダメです。
あと少しやれば、きっと届きます。
そんな言葉で、自分を何度も追い込んでいました。
頑張れることは、強みだと思っていました。
でも、使い方を間違えると、自分を壊す刃にもなります。
僕はそれを、うつ病になってからようやく知りました。
僕には「2〜3点分散」が合っていました
うつ病になって、やっとわかったことがあります。
僕には「一点集中」よりも、「2〜3点分散」のほうが合っているということです。
ひとつのことにエネルギーを詰め込みすぎると、僕は行き詰まります。
頭も気持ちも固まって、体が止まります。
でも、興味があることを2つか3つ持っておくと、気持ちの切り替えができます。
スマホを2台、3台持っているようなイメージです。
1台が充電切れになりそうなら、別の1台に切り替える。
でも、使うときはちゃんとその1台に集中する。
僕に必要だったのは、集中しないことではありません。
「集中の切り替え」でした。
一点集中を否定したいわけではありません。
一点集中で力を発揮できる人もいると思います。
ただ、少なくとも僕には、それだけでは無理がありました。
自分のバッテリー容量を無視した努力は、努力ではなく自傷に近かったのだと思います。
今は、興味の分散に救われています
今は、AIを触っている時間が楽しいです。
壁打ちをしてみる。
画像を作ってみる。
アプリを作ってみる。
「AI」というひとつの軸の中に、飽きない多様さがあります。
同じAIでも、やっていることは少しずつ違います。
考えることもあれば、作ることもあります。
遊びに近い日もあれば、誰かの役に立つものを作っている感覚の日もあります。
興味が良い意味で分散していて、それ自体が気分転換になっています。
今の僕には、このくらいの揺らぎが合っています。
ひとつの道だけを、歯を食いしばって進むのではありません。
いくつかの興味を行き来しながら、結果的に前へ進んでいく。
そんな進み方が、今の僕には合っている気がしています。
興味ホッパーとして生きていきます
人生の後半戦は、まだ何もはっきり見えていません。
でも、不確定なままでいいのだと思っています。
自分のアンテナが反応するものに、軽やかに飛び乗ってみる。
合わなければ、少し距離を置いてみる。
また反応するものがあれば、そちらに向かってみる。
昔の僕なら、それを「中途半端」と呼んでいたかもしれません。
でも今は、少し違います。
これは、自分の仕様に合った生き方なのだと思います。
僕はたぶん、「興味ホッパー」です。
ひとつに縛られすぎると壊れます。
でも、いくつかの興味を行き来しながらなら、少しずつ積み上げていけます。
頑張り方を変える。
集中の仕方を変える。
自分のバッテリー容量に合った生き方を探す。
うつ病になって、ようやくそこに気づきました。
もし、同じように「頑張れる自分」に苦しんできた方がいたら、少しだけ立ち止まってみてほしいです。
あなたの努力が足りないのではなく、努力の使い方が合っていないだけかもしれません。
このSubstackでは、うつ病からの再起、不登校の息子との日々、そして「頑張り方を変える」ための気づきを書いています。
同じように、もう一度自分に合ったペースで積み上げ直したい方は、読者登録してもらえると嬉しいです。
コメントも歓迎です。
あなたは、一点集中タイプですか。
それとも、僕と同じように、いくつかの興味を行き来するほうが楽なタイプですか。
よかったら、あなたの話も聞かせてください。




ボンさん、記事読ませていただきました。1点集中と聞くと良いイメージが湧きますが。今回ので必ずしもそうではないのかだなと思いましたし。人によってどういう集中の仕方どういう仕事の仕方がいいのかがより明確になりました😆🫶
「集中の切り替え」ここにハッとさせられました。
何かに夢中になることは悪いことではないけれど、気づいたら充電がなくなっている。
そう考えると、AIってすごいですよね。これからもよろしくお願いします😊