今つくっているアプリについて、少し書いてみます。
名前は「受診応援アプリ Chant(チャント)」です。
精神科や心療内科に通う人が、受診のときに自分の状態を少しでも伝えやすくするためのアプリです。
最初は、自分のためにつくり始めました。
でも今は、同じように困っている誰かの助けになるかもしれないと思っています。
受診で、自分の状態を伝えるのはむずかしいです
僕は今、うつ病の治療中です。
月に一度、精神科に定期通院しています。
今は症状がだいぶ安定してきました。
診察のときも、自分の状態や聞きたいことを、先生にある程度話せるようになってきました。
でも、調子が悪かった頃は違いました。
妻に付き添ってもらわないと、受診するのも難しい時期がありました。
そのときに強く感じたのが、自分の状態を正確に伝えることの難しさです。
何がつらいのか。
いつから調子が悪いのか。
薬は飲めているのか。
前回の診察から、何が変わったのか。
本当は伝えたいことがあるのに、診察室に入ると頭がまとまらないことがあります。
調子が悪いときほど、説明する力も落ちます。
これは、自分だけの悩みではないのではないかと思いました。
同じ悩みを持つ人は、やはりいました
SNSで、受診時の困りごとについて問いかけてみました。
すると、やはり「受診のときの負担が大きい」と感じている人がいました。
フォロワー数の少ない自分のSNSでさえ、そういう声がありました。
ということは、まだ見えていないだけで、潜在的に困っている人はもっといるはずです。
そう直感しました。
そんなときに、AIでアプリがつくれるらしいと知りました。
最初は、物は試しという気持ちでした。
でも、自分の体調や伝えたいことを簡潔にまとめて、医師に見せられるアプリがあれば、必要としてくれる人がいるかもしれません。
そう思って開発を始めました。
それが、「受診応援アプリ Chant(チャント)」です。
Chantは、ワンタップで記録できるアプリです
うつ病がひどいときは、体を動かすだけで精一杯になります。
文章を長く書くことも、考えを整理することも、かなり負担になります。
だからChantは、できるだけシンプルにしています。
スマホをワンタップかツータップするだけで、必要な情報を入力できるようにしています。
日々の体調。
気分の変化。
薬の飲み忘れ。
先生に聞きたいこと。
ふと思ったこと。
そうしたものを、少しずつ記録できます。
メモ欄もあるので、日記のように使ってくれている方もいます。
※このアプリは、診断や治療をするものではありません。
※あくまで、受診時に自分の状態を伝えるための補助ツールです。
※医師との対話を、少し楽にするためのアプリです。
モニターさんの使い方を見て、気づいたことがあります
今日は、モニターさんの利用状況を定期的に確認する日でした。
さすがに、全員が使い続けているわけではありません。
途中で開かなくなった方もいます。
もしかしたら、体調が悪くてスマホを開けない状況の方もいるのかもしれません。
それでも、毎日開いてくれている方が一定数いました。
しかも、その方たちの使い方が、とても深いことがわかりました。
日々の心や体調の変化。
薬の飲み忘れ。
ちょっとした気分の揺れ。
言葉になりきらない違和感。
そういうものを、みなさんそれぞれの形で記録していました。
僕自身もそうですが、精神疾患と向き合っている人は、毎日自分の体と対話しています。
今回の利用状況を見て、そのことを改めて感じました。
軽い気持ちで始めたものが、本気になってきました
最初は、軽い気持ちで始めたアプリでした。
でも今は、ちゃんと世に出してみたいと思うようになっています。
もちろん、初めてのことです。
万人に使ってもらえるアプリになるかは、まったくわかりません。
それでも、チャレンジしてみたい気持ちがあります。
良いものをつくっても、知ってもらえなければ意味がありません。
だから今は、機能をもう一段階整えることと並行して、告知や集客のことも学んでいます。
マーケティングについても、これまできちんと勉強してきたわけではありません。
今は教材を買ったり、いろいろな方の記事を読んだりしながら、少しずつ学んでいます。
進めば進むほど、わからないことが出てきます。
やらなければいけないことも増えていきます。
正直、ゴールはまだ見えません。
それでも、まずは足元を見て、転ばないように進んでいきたいです。
小さな障害を、ひとつずつ乗り越えていきたいです。
今の目標は、受診時の負担を少しでも軽くすることです
精神疾患を持つ人の、受診時の負担を少しでも軽くしたい。
これが、今の自分の目標です。
うつ病の治療中で、無職の自分が、こんなことをしていていいのかと思うこともあります。
働かなければいけないのではないか。
もっと生活に直結することをしなければいけないのではないか。
そういう気持ちも、もちろんあります。
これが、うつ病の難しいところであり、リアルなところだと思います。
でも、このアプリ開発に関しては、集中力が続きます。
パソコンの前に、しばらく座っていられます。
それはたぶん、自分が本気になっている現れなのだと思います。
どうなるかは、まだわかりません。
気持ちも揺れます。
それでも、まずはこのアプリを世に出してみるところまでは、開発に注力してみようと思っています。
今後は、利用者さんへのアンケートを実施します。
その結果と、自分の頭の中にあるアイデアを突き合わせて、今月中には新しい機能を追加したバージョンを固めたいです。
並行して、どう告知し、どう必要な人に届けていくかも考えていきます。
この取り組みの結果がどうなるかは、まだわかりません。
でも、どんな結果になっても、自分の学びになることは間違いありません。
真面目に、でも少し楽観的に。
そんな姿勢で取り組んでいきたいです。
現在の開発状況は、noteの記事でも随時更新しています。
よかったら、こちらもご覧ください。
このSubstackでは、うつ病からの再起、不登校の息子との日々、そして「頑張り方を変える」ための気づきを書いています。
今回のように、当事者として感じた困りごとを、少しずつ形にしていく過程も書いていきます。
同じように精神疾患と向き合っている方。
受診時にうまく話せず困ったことがある方。
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